NZにある老舗の月刊情報誌「Gekkan NZ」によるHayleyのインタビュー記事。
やっぱりこの写真はいいよね。大好きです!
18才の素顔
2003年。一人の少女の歌声に、世界中が衝撃を受けた。『Pure』と名付けられたそのアルバムで「無名の少女」が「天使」になったとき、彼女はまだ16歳だった。それから、2年。瞬く間にスターへの 階段を駆け上がり、世界のトップシンガーの地位を確立しつつあるヘイリー・ウェステンラ。2年ぶりにアルバム『Odyssey』を発表した彼女が、本誌のインタビューで18歳の本音を語った。
Text:MasahiroSugihara,
Photos:TakahideNakazawa,
TakakoYamaguchi
激動の5年
今こうしていることが、まだ信じられない自分がいる。
ニュージーランドで初めてアルバムをレコーディングしたのが13歳の時。それからまだ5年しか経っていないのに、私の人生は本当に変わったわ。
分岐点はやっぱり『ピュア』。このアルバムが、イギリスのクラシックチャートで初登場1位、ポップチャートでも8位になって、テレビに出たり、仕事で世界中をあちこち飛び回ったりするようにもなった。レコーディングのためにロンドンへ行っただけでも興奮していたころがウソみたい。
ただ、今でも自分を大スターだとは思っていないの。気取って横柄な態度をとるような、形だけのスターにもなりたくない。だって"スポットライト"を浴びるのは、それが最後になるかもしれないじゃない?未来がどうなるかなんて、誰にも分からないわけだから。
『ピュア』から『オデツセイ』へ
『ピュア』のレコーディングから3年の間に、自分自身、成長したと思う。仕事を通して曲に対する理解が深まったし、新しい曲との出合いもあった。今まで気付かなかった自分を発見することもできたわ。
だから、『オデッセイ』では、自分がこの3年間で培ってきたものをすべて込めようと思ったの。声やスタイル、それに"心"も、全部。たとえば、オーケストラやアコースティックギターをパックに歌ったり、有名な歌手の人と共演したり。クラシックの枠を越えて、新しいジャンルもどんどん取り入れてみた。
作調やアレンジにも挑戦した。ベテランの人たちの中に入って仕事をするのは、緊張したし不安にもなったわ。でも、そのたびに自分に言い聞かせたの。「これは私のアルバムなんだから、私がしっかりしないと」って。だから今回のアルバムは、私にとって大きな前進だったし、今の自分を表現できたと思ってる。
でも、『ピュア』と『オデツセイ』を聞き比べた人は、「へイリーは急に変わった」って思うかも知れないわね(笑)。
18歳の本音と強さ
舞台を降りれば、ごく普通の18歳の素顔を見せるヘイリー。しかし、まだ幼さの残るその笑顔の裏には、内に秘めた"強さ"がある
今の状況に対して、不安や恐れは全然ないの。ずっと前からこうなることを心から望んでいたから。
ただ、プレッシャーを感じることはある。「世界で成功してほしい」っていう、クライストチャーチの人たちの期待や、コンサートを楽しみにしてくれているファンの人たちの期待をとても感じる。それに、コンサートの前はいつも体調管理に気を遣っているから、友達に誘われでも「ゴメン」って。それがストレスになることもあるわ。それでも今は、歌手である自分を心から楽しんでる。たくさんの人の前で歌えるのは、本当にすてきなことだから。
ロンドンでの生活
今年2月、ヘイリーは生活の拠点をロンドンに移した。そして今、彼女の心には少しずつ「変化」が起きている
2、3年前から仕事の拠点はロンドンに置いてきたけれど、仕事が忙しくなってきたから生活の拠点もロンドンに移したの。今は向こうでの日々を満喫しているわ。
でも、やっぱりニュージーランドは私にとって特別な場所。戻ってくれば家族や友達にも会えるしね。実際は忙しいからなかなか帰れないし、せっかく帰つでもあっと言う聞に時間は過ぎちゃうから、それがちょっと残念かな。ロンドンで暮らし始めてから、家族や国、自分のルーツを今まで以上に大切に思うようになって、感謝もするようになった。もちろん、友達に対してもね。
家族とは2日に一度は電話をしてる。私がどこで何をしていても、家族の一員であることに変わりはないわ。家族がいるからこそ、私は今までどおりの私でいられるの。
ユニセフの活動
4月、ユニセフ大使としてガーナを訪れたヘイリー。数千人いるといわれているストリートチルドレンの現状を視察し、今新たな取り組みを始めている
ガーナ訪問は私にとって貴重な経験だった。とても心を揺さぶられて、何かを始めたいと強く思ったわ。
今、ガーナの子どもたちに5000台の自転車を贈る活動をしている。ガーナでは学校に通っている子どもの数が本当に少ないんだけれど、自転車があれば学校に通えるようになるし、生活も今よりずっと便利になるわ。私はこの活動をずっと続けていくつもり。自分にできることは小さいけれど、みんなが集まればきっと大きな力になるはずだから。
日本
今年に入って、もう3回も日本に行ったわ。6月のコンサートには皇太子ご失妻も来て下さって、お話もできたの。とても光栄だった。
それに今、どんどん日本食のファンになっている。刺身、天ぷら、みそ汁・・・。この前は伝統的な"日本の朝ご飯"も食べたわ。焼き魚、おかゆ、お漬物とか。バラエティーに富んでいて、とってもへルシー
よね。日本は豊かな文化があって、とても興味深い国。まだ東京と大阪、名古屋にしか行っていないし、ゆっくり観光する時間もないけれど、もっといろんな場所に行きたいと思う。
恋愛
ニューアルバムの中には、彼女が作詩した恋愛の曲がある。歌うときはいつも頭に情景を思い浮かべるというヘイリー。その歌を歌うとき、彼女の頭によぎるものとは
んー。いつか話すわ。でも今は秘密(笑)。本当は、誰かといい関係をつくるには時聞がなさ週きる。でも、いつかは、ね。
世界のトップシンガーに成長した今も、音楽を追求し自らの可能性を広げていく彼女の姿勢は変わらない。「何かできることがあるなら、全部やりたい」という18歳の好奇心は、まだまだ止まることを知らない。ということでした。
僕が関わっている情報誌は2週間以内に出るのでしばしお待ちを!