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NZの週刊誌「Listener」7月19日~25日号にHayleyの記事が掲載されました。

  Hayley Westenraが行くところどこでも、彼女を表現する形容詞はこのような感じである:angelic(天使のような)、innocent(無垢な)、pure(純粋な)。これらの言葉は、(Andrea BocelliやRussell Watsonのようなスーパースターも含めた)色々な人達が彼女や彼女の歌声を形容するために使われた言葉である。必然的なのだろう、Pureは最新アルバムの名前である。このアルバムは、彼女の3枚のアルバムの中で、最初に世界的にリリースされるアルバムである。
  レコード会社は彼女にそのアルバム名についてどう思うか尋ねた。「私はこんな感じだったわ。「とてもいいね。うん。」」と彼女は言う。「でも、私は考えたわ。ウーン、それは私を少し制限するようなものね。どういうことかというと、私はいつも純粋でなければいけないということよね。」キュー:女の子らしくクスクス笑ってみせる。たった今、彼女が聖人以上の何者かであることを想像することはとても難しい。彼女は自然体なのだ。これは、彼女の隣に座っている母親と一緒に行っている何かの企みなのだろうかと私は思っている。
  Westenraはとてもフレンドリーで、おとなしく、そして、とてもやさしい。彼女はせわしく話をしようとするために言葉が脱線し、それぞれの質問の最後の言葉をほとんど待たずに喋りだす。ほとんどの(礼儀正しい)ティーンエイジャーのように、彼女の会話には、よくある感嘆の言葉が出てくる。例えば、ohmigosh!、wow!、weird!、これらはooohの代わりである。ほとんどの(礼儀正しかろうがなかろうが)ティーンエイジャーらしくなく、彼女が口を開くと、何千もの(ほとんどは年上である)人を魅了することが出来る。
  彼女の容貌、長く、カールしている髪、キレイな肌、そして、マスカラをした澄んだ大きな瞳、もまた天使の名に相応しい。彼女が笑うと、おそらく顔が光り輝いているのではないだろうか。事実、彼女はよく笑う。
ないものといえば、天使の羽くらいである。真っ白な毛のあるジャケットは十分すぎる。私は彼女を少し汚してみたい。彼女は悪態をついたことがあるのだろうか?それを聞くべきだった。
  この若い女性は(17歳にも関わらず(本当はこの時点では16歳!)、子供という言葉は相応しくない)、世界へと飛び立とうとしている。Decca Records(世界で一番大きなクラシックレーベルで、Russell Watson、Luciano PavarottiやAndrea Bocelliなどが所属している)は、彼女を世界的なナンバーワンに押し上げようとしている。NZでのPureリリース後、彼女はAustraliaやイギリス、アジア、アメリカにプロモーションのために飛ぶ。翌月には、WalesのコンサートにBryn Terfelと一緒に出演するだろう。Westenraはちょうどロンドンでの4ヶ月にも渡るアルバムのレコーディングを終えて戻ってきたばかりである。Giles Martinがそのアルバムをプロデュースし、彼の父親、伝説的なBeatlesのプロデューサー、Sir George Martinも一緒にそのアルバムの中で仕事をし、「The Beat of Your Heart」という曲を書いている。「それは本当に光栄なことだったわ。」と彼女は言う。
  そこに滞在している間、彼女はRoyal Albert Hallで開催されたClassical Brit Awardsで「Pokarekare Ana」を歌い、London Fashion Weekになんとか都合を合わせ、出演することが出来た。そこでは、レコード会社の誰かが、カメラマンのラインに沿って何かを言っていた。「私は、有名になってNZに戻ってきたわ。そこにいたカメラマンは一斉に私の写真を撮り始め、また他の10人が私の写真を撮り始めたの。何か変な感じだったわ。」と言う。

 

  その賞で歌ったことは、彼女の過去の経験の中でもとても素晴らしいものになったと言う。彼女は、イギリスでデビューすることなく歌った最初の人物となった。その会場に着くや、WestenraはMaoriの歓迎やhaka(ハカ、NZラグビーチームAll Blacksが試合前にする踊りとして有名)を受けた。「リムジンを降りると、私たちは、wow!ってな感じだったわ。赤いカーペットの上を歩き、多くの人が「Hayley、こっちを見て!」って叫んでいたの。私はどこを見ればいいかわからなかったくらいよ。本当に圧倒されたわ。」
  「歌い終わった後、私の写真を撮ろうと待ち構えているカメラマンがたくさんいるこのメディアルームに連れて来られたわ。何か変な感じだった。だってまだこのアルバムを発売していないから、皆私が誰か知るための術はなかったはずなのに。彼らにとって私はただ単に歌を歌っている未知の人だったと思う。だから色んな人が私の名前を叫んでいるのが変だったの。」

  彼女の好きな歌手Bocelliに賞の会場で出会えたことは、「本当に驚いたわ。私は彼と一緒に写真を撮ったの。彼はとてもいい人で、こんな感じで言ってくれたの。「オー、君は天使の声を持っている。」って。そして私は「なんてことなの、彼は本当に私に話し掛けてくれている!」という感じだったの。」彼女は、他にその場にいたTerfel、Jose CarrerasやCecelia Bartolliについても話をした。それはまるで、彼らのことを古くから知っている友達のような感じで、彼女の舌から次から次へと彼らの名前が出てきた。

  Westenraは謙虚だけれど、周りを元気づけたり、楽しい気分にさせてくれるセンスを持っている。イギリスでは、Victoria Beckhamが彼女の歌声を聞き、彼女の誕生日パーティーで歌ってくれるよう招待した。しかし、Westenraは辞退した。「彼らが催すあるパーティーでのことだったわ。」と言う。「でも、私はNZ Music Awardsに出演する予定だったし、Aucklandでのコンサートもあったの。そのコンサートは母の日のコンサートで、妹のSophieは私と歌う予定だったの。そうね、それは大きな駆け引きだったわ。それをキャンセルしたくなかったの。私にはこのような約束があったことをきっと彼女はわかってくれただろうと思っている。そのような申し出を断る人はそう多くないでしょうね。」

  Ohmigoshesということで、Carnegie HallでWatsonと一緒に歌ったことやBocelliと会ったことは、ある意味これは、他のティーンエージャーガールがJustin Tinberlakeに会うようなものである。
彼女が始めて買ったCDはBocelliのCDで、11歳の時だった。一方、彼女のクラスメイトはBackstreet BoysやSpice Girlsに傾倒していた。これが意味するところは、彼女はポピュラーミュージックを楽しんでいないということではないし(彼女のお気に入りは、Craig DavidやVanessa Carltonである)、Christchurchにいる同級生に彼女が好かれていないということでもない。しかし、彼女の学校の友達のほとんどは、ミュージシャンでもある。「同じようなことをしている友達を持つことはとても嬉しいことよね。」と彼女は言う。

 

  「彼らは私が何をしているか理解してくれている。彼らは「え、チェロ?なにそれ?」という感じではないわ。」彼女の母親は力強く頷き、付け加える。「そういう人たちは、オーケストラ楽器やそのようなものを演奏することに古臭さを感じない人たちです。」
  だから、少なくとも3つのファンサイトのようなもの(そのうちの一つは「Hayley Westenra, first fan site in Japan(katumiさんのホームページ!)」と誇らしく銘打っている)の題名や対象を見て、何が名声か?と考える。「私のファーストアルバムが売られたときのことを覚えているわ。」と彼女は言う。「私はGoogleで自分の名前を検索してみたの。すると、3つほどのファンサイトを見つけたわ。私は、wowってな感じだったの。それは本当に...わからないけれど...変な感じだったわ。」Charlotte Churchとの比較は頻繁になされ、(色々なウェブサイトで)どちらがいいか、という議論がなされる。(Westenraはnotorious-attitude(悪名高い態度)カテゴリーの競技者ではない;年上のChurchはfallen-angelタイトルをわけなく勝ち取っている。) 「私の友達は全く違った感じで私に接してこないわ。彼らはただ私をHayleyとして見てくれているの。それは自分が自分らしくあり続けるにはとてもいいことだわ。そして平常心を保てるの。でも、何人かこういう3年生がいて、こんな風に言うの、(囁きながら)「Oh、あれがHayley Westenraね。」皆はそうやって認知するの。そんなに大したことではないわ。彼らはそれを、oh Hayleyとして見ているだけで、私が誰で、私が行き来しているのを見ているだけ。」Westenraの才能は、The Littlest Starという学校の演目でステージに立った時に見出された。両親を驚かせるほど完璧なピッチで歌い上げ、彼女の才能を伸ばすために楽器を習うよう彼女に勧めた先生も感動させた。彼女はヴァイオリンを習い、その後、ピアノやリコーダーも習った。7歳までに楽譜を読めるようになった。11歳までに、彼女は40以上のステージに立ち、TVショーで歌い(McDonald's Young Entertainersも含む)、多くのコンサートで歌った。
  お小遣いはChristchurchの通りで行ったバスキングで稼いだ。またそのお金は、感動した観衆からの激励という意味合いもあった。彼女の妹や弟もしばしば一緒にバスキングをした。それを見た観光客は彼女のアルバムが売られているかたびたび尋ねてきた。既に発売されているものだと思われていたのである。
  そして、とうとう、何曲かの曲を携えて、持ち出しでレコーディングスタジオに入った。そして、1,000枚のCDを作成した。彼女は今、そのアルバムを「思い出の品」として触れている。
それから、Universal Music New Zealandと契約し、自身の名前でもあるアルバムは、チャートで(4週間も)トップを飾り、トリプル・プラチナムとなり、NZの歴史上、最速売上アーティストとなった。彼女のクリスマス・アルバム、My Gift to Youもまたプラチナムになった。
  Dame Malvina Majorが初めてWestenraの歌声を聞いた時、彼女には生まれ持った才能があることに気付き、彼女のレッスンを申し出た。「彼女は私に呼吸法や喉を痛めないようにする方法を教えてくれているわ。」とWestenraは言う。「私は彼女のようにとても品のある女性になりたいと思ったわ。でも彼女はとても素晴らしい人だったわ。」去年、WestenraはCardiffやNewcastle、WembleyでWatsonと一緒にコンサートをした。「彼は本当にいい声を持っていると思うわ。だから彼と一緒に歌っていてとても楽しかった。お互いいいものを引き出せたと思うわ。」彼はWestenraについてこう語っている(彼女のプロモーション・ブックレットから)。「New Zealandで彼女に初めて会った時、このきゃしゃな少女から出てくる歌声を聞いて、驚いた。それを表現するのに相応しい言葉はただ一つ、angelic。彼女は非凡だと思う。」おそらく「非凡」。しかし、若干17歳(16歳だって!)の少女が何千という観衆の前に立つ。「暗くなった時、そこに誰がいるかはわからない。それのいいところは、緊張感を少なくしてくれるところ。」と彼女は言う。
  「しかし、一旦ステージを歩き始めると、まったく変身してしまうの。不意に、コントロールされ、最初の数小節歌うと、自分が何をしているのかわかるの。こんな風に...」
Wow?
Pureは7月17日発売。

 

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