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NZの新聞「New Zealand Herald」で紹介された記事。

この記事は、2001年6月30日のもの。


 

 

どのようにして14歳のスクール・ガールが2001年のNew ZealandのCD最多売上げアーティストになったのか?
どのようにしてそのようになったのか?

Cathrin Schaerが彼女の歌について、セールスについて、Hayley Westenraという現象についてレポートする。

彼女は天使の歌声を持っている。彼らは言う、彼女の甘い歌声は誰をも泣かせ、世界を平和に導き、私たちの中に眠っている古い記憶を呼び覚ますだろう、と。

はっきりと言えることは、Hayley Westenraは普通の14歳の少女ではない。

New Zealandにいる普通の少年少女は、今晩テレビを見ていることだろう。しかし、この少女は、一人のジャーナリストの電話インタビューを受けている。その前に彼女はナショナル・マガジンの写真撮影をしていた。またその前にはDame Malvina Majorから歌のレッスンを受けていた。

このChristchurthに住む4年生は、しばしばWales出身の14歳で、既にアメリカやイギリスで数百万枚アルバムを売り、彼女の家族やレコード会社に多大の利益を もたらしたCharlotte Churchと比較される。Charlotteは13歳の時、テレビのタレント・ショーを切っ掛けにスターダムにのし上がった。エリザベス女王やクリントン元大統領、 ローマ法王の前での公演後、彼女は両親のために新しい家をプレゼントした。

もし、NZでのHayleyのセールスが何らかの判断を下すことになるなら、その認知度が”Charlotte Churchに対するNZの回答”として彼女を評することになるだろう。

Hayleyの4月に発売された1stアルバムはトリプル・プラチナム(45,000枚)となり、数週間NZでナンバーワンとなった。(現時点で彼女のアルバムは、今年発売されたNZアーティストのアルバムの中で、一番の売り上げとなっている。)

しかし、彼女は単なる商業歌手ではなく、また、ラジオで彼女の声を聞くことはないだろう、と業界の内情に明るい人は言う。彼女が売れる要因となったのは、間違いなく母の日の1週間後に放送された「60 Minutes」という番組であった。彼女の魅力は、ライト・オペラ、イージー・リスニング界にとっての朗報であろう。

そのマーケットもまた熟している。AucklandにあるMarbeck's Record Storesのディレクター、Roger Marbeck氏によると、そのジャンルのアルバムを購入する人の大半は35歳以上とのこと。 その年齢層のNew ZealanderにHayleyを紹介することは、ドル箱の開く音の始まりである、と言っている。「彼女は経歴もいい、ルックス もいい、そして、美しい声を持っている。Hayleyの歌声は、多くの人々の心を捕らえたと思っている。」

Hayleyの初めての舞台はタレントショーや学校劇であった。

彼女が6歳の時、先生は彼女の完璧なピッチに気付き、彼女の才能を伸ばすために楽器を習うよう勧めた。バイオリン、ピアノ、レコーダーのレッスンをし、11歳までに40以上のステージをこなした。

AucklandのプロモーターであるGray Bartlett氏がChristchurchのテレビ局で彼女に会った時、彼は彼女のマネージメントをさせてもらえるよう申し出た。そして、その少し後にNZのUniversal Musicとの契約となり、Dame Malvina Majorから奨学金を得ることも出来た。

一体誰がこの神童なのか?そして例え彼女が天使の歌声を持っていたとしても 、その少女が本当にそのような天使のような歌声になれるだろうか?

どうもそのようであるようだ。彼女と話をしていると、彼女の話し方は、彼女の性格の2つの側面を表している。それは決して誰の気分を害させるようなものではない。ある時は、彼女は年相応以上にプロとして慎重に話をする。また一方、14歳の少女らしく元気に話もする。

Ave Mariaが何について歌われているか彼女に聞いてみよう。「もちろん、わかっているわ。」とすばやく返事をした。

「その曲の感情を表現するために、私たちはその歌が何について歌われているかを理解する必要があると思うわ。」と彼女は説明する。「そしてもし 、その歌が他の国の言葉で書かれているなら、私は翻訳して理解するよう努めるわ。」

これは、彼女がドイツ語やイタリア語を習っている一つの理由でもある。彼女の大人びた感覚のいくつかはどうかといえば、MemoriesやLove Changes Everythingのような歌を歌っている時に出てこなければならないのかもしれない。彼女は日常で感じる似たような悲しみや幸せの瞬間のことを考えて歌うと言う。

そして、彼女にポップ・スターになりたいかどうか聞いてみると、自分の声はもっとオペラ的な歌に向いている、と答えた。「私は時々Britney Spearsのようなダンスもするわ。でも...」(彼女は適切な言葉を慎重に選んでいる。)「私はちょっとだけど簡単なポップダンスとかをするわ。 それらはオペラ曲と交わればもうちょっとパワフルに、エモーショナルになれると私は思うの。」

彼女の出身地でもあるChristchurchで有名になった時のことをこのように話した。「色んな人が私のサインを求めてくるのをすごく変に感じたの。でも 嬉しかったわ。そして、私自身は人として何一つ変わっていないと思うの。皆が持っている私の認識が変わっただけ。」全くその通りである。

しかし、洋服のことや男の子のことを尋ねると、彼女の返事はどのティーンエイジャーとも同じようなものであった。彼女のお気に入りのお店はBritney Spearsのようなポップ・スターが着ているような若い子にとって魅力的な服を置いているお店であった。

NZのデザイナー、Sonya Smith氏は、ステージ用の服をHayleyのために作っている。

「私はこんな大きなフレアとインディアン・ミラー付きの黒いズボンを持っているの。それからクロスオーバートップのね。」と彼女は感激した面持ちで話す。「あ、それからOverlandのブーツも持っているし、Skechersの靴も持っているわ。」と幸せそう に続ける。「前はこういうものを持っていなかったのよ。」

どうして持っていなかったの?

「だってそういうものを必要としなかったから。でも今は、友達は私のことを羨ましく思っているみたい。」とくすくす笑いながら答えた。

彼女の友達は、Hayleyが最近Zed (NZのバンド)のNathan Kingに会ったことを知ったら、これもまた羨ましく思うだろう。若者、特に女の子が熱狂的に支持しているこのバンドもまたChristchurch出身でHayleyと同じレコード会社Universalに所属している。

「Aucklandのレコード会社に行った時に一度彼に会ったことがあるの。」と言う。そして彼女は顔を赤らめながらこのことを話しているのが想像できるだろう。「彼らは本当に面白い人たちで、事務所の周りをスクーターに乗って遊んでいたわ。」

彼女は、ほとんどの場合、自分の生活は他の人と同じような普通のものであると思っている。「友達と映画やショッピングに行くし、そして時にはパーティーに行くのも好き。」と学校の教科では科学が好きな彼女は言う。「そして宿題をするし、楽器の練習もする。 ただそれらの他に私はいくつかすることがあるだけ。」

去年のAuckland Domainで開かれたコンサート(20万人の前でのパフォーマンス)で歌うとか、年末に発売されるであろう次のアルバムをレコーディングするためにヨーロッパに飛行機で飛ぶとか。 また、世界的に有名なレコード会社が、彼女や彼女の11歳の妹Sophieや7歳の弟Isaac、彼らもまた音楽の才能がある、に会いたいという申し出を受けるとか。Hayleyが妹や弟とCDで一緒に歌うとか。

それでは、最近多忙を極め、Hayleyと共に行動している彼女の母親Jillに 登場して頂こう。

「私たちは今、ちょっとした混沌の中にいるわ。」と笑いながら言う。「ものごとはちょっと変な感じで勝手に動き始めています。でも私たちは絶対にその中に入りたいとは思わなかったわ。ちょっと信じられない話ね。私たちは そのようなことから刺激を受けているけれど慎重に対処しています。色んなことに犠牲を払ってきているし、これからは、判断するのが難しい状況がいくつもあるだろうことはわかってい ます。」

Jillと彼女の夫であるGerald Westenraは、彼らの娘を疲れさせないように、限界を知ることを少しずつ学んでいる最中である「私たちはHayleyが疲れすぎないよう適度に休みを取らせるようにしてい ます。私たちも 一緒にHayleyが歌う曲のことを考えるわ。」とJillは説明する。「例えば、その年齢でアリアを歌って彼女の声にダメージがあるなら彼女は歌うべきでないという具合に。」

Jillは 、Hayleyが利己的に利用される可能性については心配していない。それからレコード会社自身がHayleyに興味を持っているということが自分はショービジネスママでないことを証明している 、と彼女は言う。Hayleyは忙しい生活を望まないし、ロックをしないし、かつてのようなチャイルド・スターにはならないだろう、ともJillは思っている。

「彼女はとてもいい子、そして、ただそれだけではないとわかっているわ。」とJillは言う。「私達家族の誰も反抗的になったことはかつてない。必要な自由は全てあったし、それが必要であると感じたこともない。そして、Hayleyの中にもそれを見ることができ ます。彼女がアプローチしているものを通してね。」

「実際、私は甘やかされているんじゃないかと思っている。」とHayleyは言う。「これまで本当にいい経験をしてきたわ。歌うことは本当に好き。だってとっても楽しいから。」

そして次に彼女が述べることは、彼女の母親の言っていることが正しいと思わせるものである。「 ある日、ショッピングセンターでCDに入っている曲を歌った時、年配の女性が私のところにやってきて私の手を取ってこう言ったわ。「あなたの歌は本当に素晴らしい。あなたの歌を私は毎日聴くわ。」 って。」

多くの14歳の少年少女を萎縮させるような出来事は、Hayleyにとって多くの意義をもつ。

「私はそのような感じで色んな人に喜びを与えることができることを本当に嬉しいと思っているの。それは本当に素晴らしいこと だと思っているわ。」 と締めくくった。


このインタビュー掲載された当日、Hamiltonにて、翌火曜日にはAucklandにてコンサートを行った。そして、このNZ全国ツアーはとても盛況だった模様。

 

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