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    The Press

SINGING IN THE RAIN: Hayley Westenraは昨日、雨のChristchurchを歩く。
KIRK HARGREAVES/The Press


最初にちょっと解説

まず、この「The Press」記事の元になった顛末をお話しておきましょう。
2003年6月29日付けのSunday Star TimesにHayleyのエージェントでもあるGray BartlettのNZの音楽業界、主に賞関係、に関するコメントが載りました。
簡単に要約すると、この手の賞では、MaoriやPacific Islanderミュージシャンが優遇されている。数万枚も売ったHayley Westenraは1つも賞を取っていないではないか。これはおかしいのでは?というような感じです。
その中で、彼なりのその賞に関する問題点を提示していました。
箇条書きすると、
・last year he did not receive an invite and he believed Westenra should have won something for selling 100,000 copies of her album.
去年、彼は(賞授賞式の)招待を受けなかった。そして、彼はWestenraは10万枚もアルバムを売ったので、何かしら賞を受けるべきだったことを信じている。
・He was highly criticial of categories in the awards such as: Best mana reo album; best Pacific Island album; and best mana Maori album.
彼は、Best mana reo albumやbest Pacific Island album、best mana Maori albumのようなカテゴリーに対してとても批判的である。
・"Why don't they have a best European album category? It's stupid. I think it's a shame to differentiate between races. I'd like to see a best New Zealand album that covers the whole range of music.
「どうして彼らはbest European albumカテゴリーを設けないのか? おかしいではないか。人種間の差異を生じさせるような残念なことだと思う。私は全てのジャンルをカバーするNew Zealandのベストアルバム賞を希望する。」


別の人が彼のこういうコメントに対してこう言っています。
・He(彼の友人でもあるSir Howard Morrison) believed Bartlett, a friend of his, was speaking out because of disappointment over the music industry's failure to recognise Westenra at the music awards.
彼(Sir Howardのこと)は、友達でもあるBartlettは、Westenraの賞を受賞できなかった件に関して、音楽業界の認識不足に失望しているので、このように言っていると信じている。

BartlettのBurtlettのbest European albumカテゴリーを設けては?という提案に対する皮肉です。
・Terita Papesch, charwoman for the music committee for Maori Arts NZ, said Bartlett was "fooing himself" if he did not believe star turns including Westenra and Christchurch violin star Ben Morrison had their share of the limelight.
"He's got to get it clear - are they New Zealand musicians or are they playing New Zealand music? Ben and Hayley are playing other people's stuff."
Papesch cited the Datsuns and Che Fu as the "pure essense" of New Zealand music.
Maori Arts NZの音楽委員のチェアーウーマンのTerita Papeschは、Bartlettは注目されているWestenraやChristchurchのヴァイオリニストBen Morrisonのようなスターが現れないと信じているなら、「自身のバカさ加減を露呈している」と言っている。
「彼はこう言っているようなものである。彼らはNew Zealand ミュージシャンか?それとも彼らはNew Zealand 音楽を演奏しているか? BenやHayleyは他の人たちが書いた音楽を演奏している。」
PapeschはNew Zealand音楽の「Pure Essense」としてThe DatsunsやChe Fuを引用している。


ただ1つ、ウン?と思うコメントがありました。これは全く違う人のコメントです。
・He pointed to Hamilton reggae band Katchafire's award for the biggest-selling single of the year, 'Giddy Up'. "I'm sure those fellows have got more than just good tans. Aren't they Maori?"
彼はHamiltonのレゲーバンドKatchafireのシングル曲「Giddy Up」のthe biggest-selling single of the year受賞のことを指摘している。「彼らはただ単にいいという以上のものを持っている。彼らはMaoriではないよね?」

だったら、Hayleyは一番アルバムを売ったのだからBartlettの言う通り、Hayleyは何かしらの賞を受賞していても良かったのでは?なんて思うのは僕だけではないはず。ちょっとした矛盾ですね。(笑)

まぁ、これは以下の通り、今年からそうなったのでKatchafireが受賞したのかもしれませんね。去年、このカテゴリーが追加されていれば、Hayleyも...
・He said a populist catergory, for the highest selling album and single of the year, was introduced at the most recent Tui Music Awards.
彼は、一番売ったアルバムやシングルに対する平等なカテゴリーとなる賞を最近のTui Music Awardsで設置したと言っている。

色々な人の言い分がありますが、どれもそれなりに納得できます。まぁ、Bartlettの肩を敢えて持つとすれば、Sir Morrisonが言っている通りだと思います。売れたアルバムに対して何の賞もあげていないのですから。それに関する残念な思いがちょっと先走ってしまったのでしょう。それとも、記者がちょっと誇張して書いてしまったのでしょうか?少しBartlettに同情します。Hayleyはその例としてただ引き合いに出されただけなんです。

という感じで、HayleyのエージェントBartlettの発言が結構反響を及ぼしています。
この新聞記事の全文をテキストにしてますので、興味のある人はここからダウンロードしてみてみてください。NZの多民族国家の一部を垣間見ることが出来るでしょう。

さて、Hayley達はこのことについてどう思ったのでしょうか??
そして、Bartlettはどう弁明しているのでしょうか?


 

ある歌手が賞に関する論争に驚いて

2003年7月5日

By ANNA CLARIDGE and MARGARET AGNEW

Christchurch出身の歌手、Hayley Westenraは、彼女をNZの音楽賞レースに引きずり込むというコメントをした彼女のNZでのエージェント、Gray Bartlettへ反論した。

Westenraのようなパーフォーマーたちは、MaoriやPacificミュージシャンへの「政治的な正しい」バイアスのため、音楽賞を見逃したとMr. BartlettがSunday Star Timesに話をした後、このスターは、今週、彼から距離を置いた。

「本当にこの件に関してはどうしようもなかったわ。」と今週Westenraは言った。「家に帰り、新聞を見て、「No!」って叫んだわ。 それらは私側の観点では全くない。ただそのことを不快に思っているの。」

16歳の歌手(最近、Decca Recordsと契約を結んだ)は、彼女の世界デビューアルバムとなる「Pure」のリリースを前に、率直に話した。

彼女の母親のJillは、DeccaもまたMr. Bartlettのコメントを不快に思っていると話す。

「Hayleyはそんな風に思っていません。彼女は賞を取りたいと思ったこともありませんし、本当に賞が取れたかどうかなんて気にしたこともありません。本当にそうなんです。賞を受賞するということは光栄なことです。しかし、それらは一時的な栄光にすぎません。もし、まだ歌っていないなら、皆さんがその音楽を楽しんでいないなら、何の意味もありません。」

Hayleyを最初に発見し、エージェントになれるよう依頼したMr. Bartlettは、昨日、「遺憾」として、彼女の関連性について述べた。

「あの記事については、ただ単に例として使っただけ、ということをはっきりさせることが重要であると思う。私は、彼ら(Sunday Star Times)が例として名前を、ということだったので、私がプロデュースした彼女やBen Morrisonのような人の名前を挙げたに過ぎない。だから、それについて不愉快に思ったなら、とても遺憾である。なぜなら、彼女が関わっている限りでは、彼女はもうすぐ新しいアルバムを出す時でもあり、フロントページを飾るに都合がよいから、ということである。だから率直に言うと、私はとても遺憾に思っている。」

「私は彼女をそのようなことに引き込んだことは一度もなかった。私は彼女の反応についてはそれほど案じていない。なぜなら、事実、この仕事に長い間従事しているからである。事実は、私たちがプロデュースした彼女のアルバムがたくさん売れたことである。それは依然として、彼女の最多売上げアルバムであった。」

「それは、NZで、NZ人により作られた。そして、とにかく、業界の常識を覆すほどの数が売れた。」とMr. Bartlettは言った。

「私は誰もそのようなことへ引きずり込んでいない。私にとって、彼女は物を生み出すアイテムである。その名前が、たまたまHayley Westenraだったのである。それは、私たち一行がプロデュースする誰もがそうなりうる。もし、Hayleyをとても不愉快にさせたのであれば申し訳ないと思う。しかし、私たちは、ここではビジネスについて話をしている。」


個人的にはSunday Star Timesの記者の記事の書き方の姿勢の問題のような気もするのですが。



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